ぎふ証明材(木材)

 本日、岐阜県木造住宅アドバイザーや県産材に関わる事業者を対象に「ぎふ性能表示材」についての説明会がありました。

 これまでの「ぎふ証明材」は、岐阜県で合法的に伐採された木材ということで、流通してきたのですが、来年からはレベルアップした「ぎふ性能表示材」というものができます。

 木材の乾燥度合いや強さなどの品質や性能を表示する制度が整備されていきます。我々が建てる長期優良住宅も品質や性能を表示するのですが、その材料が性能表示されるということは、とてもありがたいことで、安心して使うことができます。

 東濃ひのき柱の含水率はSD15(15%)とか表示されていますが、長良杉の梁桁材は、これまで、あまり表示されてきませんでした。杉は乾燥が難しく、天然乾燥ではD25も難しいようです。

性能表示材とするには、人工乾燥をしないと難しいと思います。

 また、杉の強度(ヤング係数)も、E70とか、E90とか、表示されてくるので、設計しやすくなります。

 来年からは、岐阜県産材で20万円の補助金を受けるには、この「ぎふ性能表示材」を使うことが条件となるそうなので、これからの設計は、その点を考慮する必要があります。

 性能が明確になるのはありがたいのですが、消費者にとっては価格が上がらないようにというのも大きなニーズだと思うので、そのバランスを大切にしてアドバイスしていきたいと思います。


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